クリスマスが近くなったので、今日はスペインのクリスマスに欠かせないものについてご紹介いたします。
日本では、クリスマス前になるとクリスマスツリーを飾りますよね。
もちろんスペインでも各家庭や街中いたるところでクリスマスツリーが毎年組み立てられており、ツリーは欠かせないものとなってますが、スペインのクリスマスではツリー以外にもう一つ欠かせないものがあります。
それは、ベレン(Belén)と呼ばれるクリスマスの時期に飾られる人形です。スペインだけではなく同じカトリックの国でもクリスマスの時期には欠かせないものとなってます。
そこで、今回はこのベレンについて詳しく書きたいと思います。
ベレンは、ある歴史に基づいて飾られています。スペインに住んでいた時は私の家にもあったので、その時の写真とともにご紹介します。
まずベレンはヘスース(Jesús)誕生のシーンを再現しています。
José-ホセ-(聖ヨセフ)、María-マリア-(聖母マリア) 、Jesús-ヘスース-(幼子イエス)の三人が主人公となっており、ヘスースの誕生を知った天使や東方の三賢者たちがお祝いに家を尋ねるという場面になってます。村人たちや羊飼い、動物たちなども加わり、細かく再現されています。
またベレンはパーツで売られているため家庭にお子さんがいる方は、毎年人形を少しづつ買い足していき、壮大なベレンと進化していきます。私の家でも毎年少しずつ買い足し、川なども付けてました。
※ちなみに知っている方は多いかもしれませんが、ヘスースはマリアとDios(神)との間にできた子で、ホセとの間にできた子供ではありませんが、ホセはそのことも承知していると言われています。
ベレンは家庭ではもちろんですが、街中やショッピングモールなどでも色んなベレンを見る事ができます。
クリスマスの時期にスペインに行く際は伝統的なクリスマスのデコレーション、ベレンをあちらこちらで見て見てはいかがでしょうか。
それでは、みなさんよいクリスマスを(*´∀`)♪